皆さん、NHKで放映中の「正直不動産」というドラマを見たことありますか?
主人公である永瀬財地という不動産会社の営業マンが、
口八丁の嘘で業績を上げていたのが、ある日突然嘘をつけなくなり、
本音ばかり言う営業に変貌してしまい、
お客さんを怒らせ契約寸前の案件も台無しに…みたいな。
悪戦苦闘しながらも気が付くとお客様に寄り添いお客様のために家を売ることになる、
笑いあり涙ありのヒューマンドラマなんです。
これって、元来「不動産屋は噓つき」という認識のもとのドラマなんですかね?
ドラマとしてみている分には、不動産知識やら何やらが的をついていて面白いんですが
本音を言わせてもらうと、あのミネルヴァ不動産のような仕事をしていたら、
現代では、即免許停止か取消しですよ。
昔の業法が確立していない時代では、あのようなことも横行していたんでしょうけど
今の不動産業界で、あそこまでできる度胸のある業者はほぼ絶滅しています。(笑)
嘘つくことによるデメリットを考えたら、嘘なんてつけません。
売った後に虚偽の説明があったことが判明したら重大クレームとなり、
訴訟やクーリングオフ、果ては宅建業免許の業務停止処分、免許取消処分につながりかねません。
現実的にはそこまでいかずに値引要求などに応じることになります。
そこまでリスクを負って商売なんて出来ませんもん。
特に地場業者は、
その土地に密着して根を張って商売しています。
私なんか、代々この土地で生まれてこの土地で育って
どこへも逃げ隠れ出来ません。
子供たちだって、私と同じ小中学校卒ですよ。
悪い噂は、地元にすぐ広まってしまいます。
その点、営業マンが2年くらいで転勤してしまうような会社には注意が必要かもですね。
逆に、「これって、騙されてる?」なんてことがあったら
セカンドオピニオンとして私たちを利用して下さいね。
「正直」にお答えしますから。
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