所有不動産のSWOT分析について。
いきなり、小難しい言葉が出てきましたが、
SWOT分析とは、主に企業や事業の現状分析をするときなどに使うフレームワークであり、
具体的には、内部環境と外部環境のプラス面とマイナス面を洗い出して分析を行うことなんですが、
私たちは、このフレームワークを
売主様と一緒に、あーじゃない、こーじゃないと話をしながら
売ろうとしている不動産について導入しています。
駅近で立地の良い、通勤や通学も超便利!
スーパーやコンビニも近くにあるし、買い物も不自由しない、
土地であれば道路付けも最高、地形も文句のない、南向きの日当たり最高の土地。
マンションであらば、高層階で眺望も最高!
こんな不動産であれば、だれでも高く売れますね。
まぁ、買う時も高いでしょうけど・・・
SWOT分析を行う物件とは、なにかしら弱点があり
一筋縄では売れないよ!といった物件を売るときに威力を発揮します。
これらを導入するメリットは、
ご所有の不動産の強みと弱みを把握したうえで、
機会と脅威にどのように対処するか戦略を立てられるということです。
例えば強みを活用して機会を活かすことや強みを活用して脅威を克服すること、
脅威を回避するため弱みを補強することなどが考えられます。
まず、「主な強み」「主な弱み」を抽出します。
そして、機会というプラスに働く外部環境のプラス要素を調べ上げ、
悪影響を及ぼすと考えられる外部環境のマイナス要素である脅威を克服していく。
こんな感じでしょうか。
ちょうど今、ご相談を頂いている土地は、
まさにSWOT分析を行いながら、売るための戦略を検討中です。
詳しいことは、成約後にお話しするとして
具体的には、3m近く道路より高台に位置していて
地積が、近隣と比較してバカでかくて
地形が非常に悪い、築年数も相当経過した
坂道にある戸建てです。
普通に査定してしまうと、崖がネックになり
流通比率の悪い不動産。
でも、コンビニが至近にできて
JR駅へのバス停も、徒歩3分程のところに新規設置された・・・
土地が広すぎるなら〇〇しちゃえ!
築古なら〇〇〇好きな人をターゲットに。
ここら辺からアプローチしていこうと思います。
そして、無事に査定価額よりも高く売ることができたら
改めて公開しますね(笑)