不動産売却は、査定額ではなく人で選ぶ

不動産売却は、査定額ではなく人で選ぶ

 

不動産を売却しようと思い始めたら
何から始めますか?

そうですよね、まずどのくらいで売れるのか?を知りたいので
それを調べることから始めます。 

その最初のきっかけが「査定」です。


色々となにか物を売りタイときにはまず査定。
身近なところでは、所有している自動車などですね。

テレビで有名なA社、知り合いの車屋さんのB社、
新車の下取としてディーラーのC社。

この時には、一番高く買ってくれる会社へ通常は売りますね。
だって、査定額=買ってくれる金額だから。

ただし!不動産仲介業者の査定はちょっと違います。
不動産会社の査定は、買ってくれない(笑)
提示されたその金額で買ってくれる人を探してくれる人です。

どういう事かと言うと、
「数字に責任が伴わない」のです。


「だいたい、この金額で売れるんではないでしょうか?」程度なアバウトなものです。

直に買ってくれるなら、そりゃ高い査定額の会社と話を進めればよいのですが、
不動産の場合は、そうはいかないのです。
査定が高くても、その会社は買わない。

だから、「チャレンジ価格」なんていう名の査定額が算出されてくるんです。

 

 

ところが、大手を含めてどこの不動産会社も「チャレンジ価格」での売却を提案してきます。



以前は、こういうやり方は嫌いでした。
だって、相場を無視してチャレンジしちゃったら
数か月後に必ず値下げの交渉をお願いしなくてはいけないでしょう?

でも、コロナ禍を経て
不動産も値段が上がりましね。
相場が相場で無くなりました。

こういう時は、ワンチャンあるかも・・・と
期待しても良いと思うんです。

私の場合も、最近はきちんとした査定額を提出する際に
10%程度、売主様の期待値を提案しています。


ただ、あまりに期待値が高いと「当て馬物件」にされる可能性が高いので
売却時の値引き交渉も含めて、せいぜい10%~15%程度にしましょう。

で、1ヶ月間程反響具合を見て
問合せや案内が少なければ
即!相場価格に戻して売り切りましょう。

これも、依頼している不動産会社に「囲い込み」が無いことが前提ですよ。
そもそも囲い込みをされていると、ほぼ反響ないですから・・・

また、欲をかいて少しずつ値引きして回数を重ねることは避けましょうね。
「まだ下がる、まだ下がる」と買主や仲介会社に思われてしまいます。

まずは、その物件特有の販売戦略を練ってくれる人を探しましょう。
不動産に同じものは二つとないのですから。

 

 

 

 

 




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