2024年公示地価

2024年公示地価

 

 国土交通省が3月26日に発表した公示地価は、全国の全用途平均が3年連続で上昇となりました。
私たちの暮らす千葉県では、住宅地・商業地・工業地など全用途の平均は
前年から4.7%の上昇。全国平均は2.3%だそうで、上昇率においては全国4位だそうです。

 住宅地の市町村別上昇率の1位は市川市の10.6%、2位は流山市の10.4%、3位は浦安市の9.9%と続きます。
これら都心に近い地域では、大幅な上昇となりました。


 一方、都心から離れた地方では下落している地域が目立ち、下落率が最も大きかったのは銚子市のマイナス2.4%、
八街市と勝浦市がマイナス1.2%などとなっています。


ただし、一喜一憂できないのは、この調査はあくまでも1月1日時点であるという点です。
たった3ヶ月でそんなに変わるか?とお思いの方も多いでしょうが、
不動産実務家としての肌感としては、既に上昇は止まり下手すると場所によっては下落に転じていると考えています。


現に新築建売の売れ残り在庫が増加していますし、
先月に至っては、その売れ残りの値引きで数百万円は当たり前に値引きされて販売されています。
(大手ビルダーさんの決算期が重なっているという事もあるのでしょうが)

利便性の良い場所はまだまだ安心ですが、
少々不便な立地での不動産の場合は大幅な下落が心配です。