売却依頼主への登録証明書

売却依頼主への登録証明書


レインズ(不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステム)のお話しは
こちらのコラムでも何回か書いているので、ご理解頂いていると思いますが

そのレインズに自分の売却不動産がきちっと登録されているかを確認できる方法があります。
そもそも、一般媒介には義務がないので掲載されていない可能性もありますが、
通常、売主から売却の委任を受けたらこの「レインズ」に登録をし、広く買主を募ります。

本来、不動産業者だけが見ることができるシステムなのですが、
一時期、不動産業者による「物件の囲い込み」が発生したため、
ご自身の不動産情報が、きちんと登録されているのかを
売主自身が確認できるようになりました。


これは、他業者に紹介しなかったりする「囲い込み」を防ぐためです。
最近は、掲載してても敢えて「販売図面」を載せていなかったり、といったものも囲い込みの一つです。

<確認の仕方>
①「レインズ登録証明書」を委任した不動産会社からもらう。
②証明書に記載されているサイトにアクセスする。
③「売却依頼主ログイン」をクリック
④証明書に記載されている、IDとPWを入力

これで、レインズに掲載されているかどうかを確認することができます。

そもそも、レインズ登録しないと、この「登録証明書」がないので
委任した業者の営業マンが渡してくれない場合は、催促して下さい。

文字情報を上から見ていくと、「図面」ボタンがあります。
この図面がない場合、「囲い込み」の可能性は大です。

だって、買いたい人は
場所もどこだか知りたいし、間取がどうなっているのかも気になります。
戸建てであれば、愛車は駐車できるのかだって大きな問題です。
それらの情報なしに検討できないですよね。

まぁ、そういうことです。

販売を依頼したら、必ずこの「登録証明書」を取得して下さいね。

但し、手短に宅建業者に販売することが決まっている場合は別です。
仲介会社からすると、専任以上で受託するとレインズ登録は義務なので
登録はしますが、販売先が決まっている不動産の詳細を
敢えて公開する必要がないからです。

だったら、登録義務がない「一般媒介」で契約すればよいのにね・・・
こちらの理由については、また後ほど。


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